なんのために働くのか。

旧記事の復活。

「なんのために働くのか?」

これ書いた当時はまだ勤め人だったけど、卒業しちゃった今の自分が、同じこと聞かれたら何て答えるだろうな?

勤め人卒業してから色んな経営者の人と会って、だいぶと視野が広がった、という『違い』がある。

「ビジネスモデルをパクるためのハードワークならアリだな、十分もとが取れる」

と、言うことを、台湾でお会いした大富豪のあべしさんに教えて貰った。

インタビューに同席していた豪商クラトロさんも、あべしさんに記憶を呼び覚まされてか、

「勤め人時代はビジネスモデルを1から10まで全工程回す訓練していた」

と解説してくれた。素晴らしいと思う。

僕は、タネ銭貯めるためだけに働いていた。

それで上手く行ったクチだけど、向き不向きはあると思うな。

—-以下、本文—-
一生懸命勉強して、良い大学に入って、良い企業に就職する。

これが豊かな人生を送るための唯一無二の道。

だいたいの人は親や学校から、そうやって教えられるんじゃなかろうか。

『高偏差値→良い大学→良い企業』に象徴される『大人の敷いたレール』を進む事は、豊かな人生の土台を築く上で、確かに間違ってはいないし、馬鹿にしてもいけない。

盤石な土台があってこそ、心置きなくキャッシュフローの建築計画に着手できるというのはそれでそれで間違っていない。

 

しかし、高学歴高収入の仕事は、「創造性は無いけど我慢比べなら負けないぜ」みたいな人間の吹き溜まりとなっていて、いわゆる社畜文化が醸成されているのである。

この延長線上に未来は無いと判断し、僕は退職した。

 

なんのために働くのか?

なんのために生きるのか?

会社の養分となるため?

 

ずっと考えていた。

それはそうと、転職活動。この時にだけは要所要所で真面目に生きていた事が幸いした。

 

僕は総合的に言うと、経歴ガタガタ、社会不適合のダメ人間であるが、何だかんだで書類では落ちない大学を卒業し、新卒で、名の聞こえた企業に入社していた。
これが僕を助けた。人生の進路変更を決意して、転職活動をする際にもの凄く役に立った。とりあえず面接には呼ばれるから。

勉強せず、学校も行かず、不良三昧の人生を歩んで来た人は、希望の職種に書類を送っても面接にすら進めなくて、苦労するかもしれない。やっぱり『大人の敷いたレール』は偉大だ、という事になる。

新卒で入った激務会社に懲りた僕にとって、次の職探しの基準は明確だった。職と言うより人生の基準と言ってもいい。

 

・体力を使わず
・精神力も使わず
・無茶なサービス残業が無く
・家賃補助があって
・給料は安くても毎月貯金が貯まる
・仕事は地味でダサくていいし
・中身に興味なんかなくてもいい

 

ざっとこんな物だった。何を獲得するか、何を妥協するか、突き詰めて明確にして、職探しに臨んだ。

負けるが勝ち。

どこで負けるか、何を死守しなければならないか。

前職の人々は意地とかプライドとかの幻を追うのに必死だった。目の前にぶら下げられた『勝ち』そして『負けたくない』の感情を操られて、視野狭窄になり、大切なものを失って、人生をボロボロにされていた。(※一面では勝っていたかもしれない。いい女は無理でも、高給取りの勤め人ならいい車といい酒ぐらいは楽しめていたようだし。ただし借金で)

 

前職の失敗は、自分が大学生の頃にオタク的に探究した『好きな分野』を勤め仕事に選んでしまったことだ。

どう言うスタンスで相場に相対しているか、哲学のような物が感じられない人間はどれほど立場が偉かろうと、僕にとっては馬鹿者でしかない。

年次が高いだけで偉い、相場に強い弱いは関係無い、そういう村社会の掟が最後まで分からなかったために、白け切ってしまった。

その点は厳に反省した。

向こうから見れば僕も青二才なんだ、と言うことを。素直な気持ちで青二才やれる業界がいい、と。

 

同期入社の体育会ゴリラ君は、仕事が出来ないこともあって、僕よりも1年ほど早く見切りを付けて職を辞し、次の道に進んでいた。

彼はルート営業の仕事に就いて、そこで大活躍していた。『実物』を売る仕事だ。

一方でもう一人の同期入社のギャル男君は、やや決断が遅くなり、僕より1年遅れて次の道へ進んだ。

仕事は、『取ってくる』タイプの営業職で、実物を売るのではなく、『解決策』を売るお仕事だ。

僕はと言うと、結局、実現したい未来や、希望の仕事像が明確だった事もあり、地味なルート営業の仕事を選んだ。これも実物を売る仕事。

後年、同期三人で集まって久闊を叙しつつ互いの仕事内容を仔細に検討する機会があったのだが、結論として、物を売るルート営業の仕事が異常に楽だという事だった。

ギャル男は今も数字に追われてしんどそうだった。

かつて僕がパッと決意してパパッと進路変更しようとした時、学歴と職歴は、希望する仕事を選ぶにおいて、大いに味方したと言う話。

上に箇条書きした7つの条件全てに該当する仕事は、目立たないだけで、探せば世の中にはたくさん有る。

楽な仕事に転職し、温存した体力や時間を用いて副業をすれば、もの凄い勢いで貯金が増える。

ビジネスモデルが既に明確に決まっていて、あとはタネ銭を貯めるだけなら副業にアルバイトしても良い。

 

最後に補足しておくが、もし貴方が非正規の時給仕事に従事していても、それが激務でない限りは十分に望みがある。

諦めてはいけない。

僕がかつて高給激務仕事には絶望しか無かったのだから、それに比べたらかなり恵まれている。

更に、親元で暮らす事ができ、基礎生活コストが安ければ、それはかつて転職後の僕よりも状況は良いかもしれないぐらいだ。

そんなに難易度は高くないと言える。

 

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若くしてITビジネスで成功して、今では海外でブラブラと引退生活を送るあべしさんのインタビュー。

巨富を築くヒントが詰まっている。

まず、若いうちに収益の出やすいビジネスモデルを仕入れること。

独立して自分でビジネスを回し、バブルが起こった時には脇目も振らず一気に稼ぎきっちゃう、である。

やっぱIT系は動かすお金が違うから、当たれば一発なんやな、と思った。