マルクス『資本論』やロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』のほか、参考にした本は?→橘玲さん特集

質疑応答。行ってみよう。

cosottoboxは質問文が短くてええですな。(悪いところでもある)

この質問に対する答えはシンプルで、

「橘玲大先生の『黄金の羽根の拾い方』を皮切りに、色々と読みましょう」

って事になる。

↓これが基本の一冊。全てのベース。

↓人生論的な本。雨の降る日曜日は幸福について考えよう、みたいなタイトルの本だったけど、文庫版になって名前変わってるみたい。めちゃオススメ。

↓勤め人で年収1000万とか自慢してる奴はアホや、的な事を僕は常々言うんだけど、その思想の土台の本。当時より、今のほうが更に勤め人への搾りは激しくなってる。必読。

↓最近の書籍。これは至高。編集者の方が素晴らしいんだ。

まあ、他にもたくさんあるから、ぜひ色々と読んで欲しい。

橘玲先生の素晴らしいところは、徹底的な現実主義にある。

丸い物を丸いと言い切る所が魅力だ。

僕もそうでありたいと常々我が身を戒めている。

多くの勤め人は、その世界でずぶずぶになると、丸い物が丸く見えなくなる。

上司から、

「あれは三角の形をしてる、なあ、そうだろ?」

と言われると、三角と思い込まないといけない。

「いや、何言ってんスか?丸い物は丸でしょ?」

と言うと、その上司は真っ赤な顔をして怒り出す。

その後、陰湿な報復が待っていて、辛い仕事に回されたり、イジメの様に一日中の行動をやかましく監視されたり、色々と面倒な事になる。

上司の言うことが正しい、それが勤め人の世界の掟である。

真実はどうだってよく、ただ、力の強い者が言うことに弱い者は従う、と言う『空気』があるだけ。(※だから我々の祖先は太平洋戦争なんぞを始めちゃったし、ボロ負けちゃったんだな)

勤め人はやがて現実をそのままの形で見れなくなり、嘘をついたり言い訳してやりすごす癖が身体にしみついて来る。

「俺は悪くない」病の発症である。

そうなると、自分で商品を作って、それを現実主義の総本山である『商品市場』に持ち込んで売る、なんて事は想像すら出来なくなる。

成れの果ては、誰かに食わして貰わないと生きていけない家畜である。

ところが、忘れてないだろうか?

この国の企業たちは、先の不景気の時代に、邪魔になった勤め人をバシバシとクビにして切り飛ばしていた、と言うことを。

今は好景気で隠されているけれど、一度景気が冷えると必ずまた同じことをやる、と僕は思うし、誰が考えてもそうだろう。

いきなり会社クビになって住宅ローンが払えなくなり、住宅価格も暴落していて、家売っても残債以下の値段で売らざるを得ず、数千万円の借金が残るだけと言われて、「もう嫌だ」つって自殺してしまうオッサンが年間3万人居た。

戦争で負けてもここまで死ぬか?ってぐらい、毎年毎年数万人が自殺して、見えない所で人が死にまくってた時代が、ほんの数年前だ。

歴史を鑑みるに、近いうち、また同じ事が起こるだろう。

勤め人やって、タワマン買って、新車買って、浮かれてると死ぬぞ、って話。

青年期に橘玲先生の本を読み漁りながら、僕はそう言う風な事を考えていた。

(参考)
・勤め人システムのたそがれ
・資本主義の搾取の構造について

だから、再び来たるべき冬の時代に、今こうして余裕があるうちに、備えてないといけない訳だ。

貯金を作ろう。商品を持とう。現実主義の目を養っておこう。

昨日の質問者の方は看護師さんであったが、「手に職」の志向が強いがゆえに商品を独創する事には不向きの傾向があるが、医療現場と言うのは日々「現実」に向き合わされる点で、大企業の勤め人より良い。

お医者さん(※医局の政治家を除く)、看護師さん、技師さん、みんな現実主義だ。

(参考)
・看護師です。ビジネスモデルが全然思い浮かびません。

目の前の患者さんの血圧が60で死にかけてたら、それは60な訳だ。

ただちにノルアドをブチ込むのか処置については僕は詳しく知らんのであるが、こういう場合の大企業の動きにはちょっと詳しくて、彼らはここで2日後ぐらいにミーティングを設定する。

ちょっとした役職が付いた若手がプレゼン係になるんだが、ここで資料作りのための深夜残業が確定する。
(※僕はこの手の『ちょっとした役職』ほどクソな物は無いと思っている)

んで、会議が始まって、役職の重いオッサンが難しい顔をしているよ、と。

重役の顔色を見て、青ざめる上司と、その上の部長。

プレゼンは若い衆がやる。

重役が重々しく口を開く。

「ちょっとシート戻して」

と。

緊張する会議室。

「これさあ、本当に血圧は60なのかなあ?」

と。

ズコーッ!

ってなるんだけど、なぜかホッとしてる上司と、急にニコニコしだす部長。

(アホじゃねえか?こいつら?)

と思ってた。

どいつもこいつも馬鹿ばっかり。

血圧60が、果たして良いたとえかは知らんけど、その人死んじゃうよね、みたいな、そんな事ばっかりが普通に起こる。

こんなクソな会社は、まともな競争環境に放り込まれたら即死するだろうし、やっぱリストラするんだろうなって思った。

んで、その環境が当たり前になった勤め人は、そりゃ不動産にしろアフィリエイトにしろ、何やっても上手く行かんわ、ってなる。

言い訳グセと、現実認識の甘さ。

軍人と医療系の人にはそう言うのは無さそうかなって思うけど。

大企業の勤め人ほど、橘玲大先生の本をよく読むと良い。

ま、読まないけどね。

大企業の勤め人は、社長が推薦する本すら読まないぐらい、反勉強主義が蔓延ってるんだが、次の不景気で死ぬしかないわ、って感じ。

橘玲先生の本が人気という事は、現実主義の人が多いって事で、日本社会はまだ希望が持てるなと僕は思ってる。

をはり。