voicyデビューにまつわるあれこれ

2017年10月に勤め人を卒業して、僕は約半年間の『人生の膿出し』に奔走していた。

勤め人しながら勤め人卒業の基盤を作る、と言うのは各方面に色んな歪みを作るし、敵も作るらしい。

卒業直後は、無理をせずに、癒やしの時間を確保したのである。

そして、もうこれで膿出しは最後かな?と思った頃、すごく嫌な出来事が起こった。

人生の節目に起こると言うカタストロフィックイベントと言うやつである。

「ああ、これが噂の人生の昇格試験ってやつね!」

と思いながら、社会のドブに棲むゴミ虫みたいな奴らがプレゼントしてくれた糞イベントを、なるべく前向きに捉えて通過したのであった。

「これを通過すりゃ良いことあるだろ!」

とか気楽に構えていたところ、

voicyの緒方さんからまさかのvoicyパーソナリティご招待があった。

予期していなかった事である。

まさか、といったのは、voicy応募文にはめちゃくちゃ適当な事を書いたから、だ。

中国古典かぶれの僕は、賢者はあえて愚者のふりをする、と言う故事を試してみたのである。(よく言うよ馬鹿じゃないの)

真に優れた人物は、くだらない表層になどとらわれず、必ず人の本質を鋭く見抜くものだ、みたいな故事は中国にとても多い。

たとえば、史記の孟嘗君(もうしょうくん)列伝。

馮驩(ふうかん)という人物は、孟嘗君(※偉い殿さま)の食客になるために孟嘗君の面接を受けるのだが、

「食客として、何か特技はありますか?」

と孟嘗君に問われ、

「何も特技はありません」

とキッパリ答えたと言う。

孟嘗君は、

(えーっ?)

と思いつつも、面白い奴だな、ってことで馮驩を食客として採用する。

馮驩は、

「メシが不味いからもっと上等な奴にしろ」

「部屋が狭いからもっと広い部屋にしろ」

などと、殿さま(孟嘗君)相手に文句ばっかり言う。

孟嘗君は当時の中華では比類なき名士だったが、馮驩の要望どおり、メシと住まいをグレードアップさせてやる。

しかし、この馮驩という人物こそ、後に食客三千人と言われる孟嘗君が数多抱える人材の中で最も華々しい活躍をし、孟嘗君が何度かピンチに陥る度に一休さんのようなトンチの力で見事に殿を救い出す、と言う、賢者の中の賢者であったのだ。

硬直化した大企業の勤め人世界は、くだらない表層だけで仕事が回っていく。

茶坊主たちが臭い息を吐いて織りなしている、事なかれ主義の世界だ。

僕はもうそう言うのは飽き飽きなのである。

孟嘗君と馮驩の故事にあこがれる気持ちが強かった。

中2がえり、である。

voicyが勤め人ぽい世界だったらやりたくねーなー、とは思っていた。

こういう理由で、もし事なかれ主義の茶坊主社員がvoicy応募文の一次審査をしていたら、絶対に握りつぶされるであろう、社長のお目に触れさせたくなかろう物、を僕は書いたのである。

ところが、社長の緒方さんにその手は通用しなかった、って話。

「やっぱ起業家と言われる人は、勤め人のカスどもとは見てるところ違うな―」

と思い、正直言って、僕は心打たれた。

「voicyの顔になる」

などと大言壮語していたが、この時すでに、僕は静かに闘志を燃やしていたのは言うまでもない。

自分のコンテンツを出し切る!

それがご無礼つかまつった緒方さんへの恩返しってもんやろ、と。

(参考)
・Voicyへの恩返し、サウザーラジオの作戦を全部公開するので参考にして欲しい。

つまり僕はこの記事で何が言いたいか?

と言うと、voicyでコンテンツ出し切ってるからブログを書く元気がありませんスンマセン、と、言うことなんですな。

ブログ更新の頻度を落とさせてくれ!と、言うことなんですな。

をはり。