【voicy文字起こし】第四十三話 「田端さんの研究」

 

エクストリームサラリーマン田端さんと人生相談対決をするにあたり、研究をしました。

その人物のことを知りたいと思ったら、その人が出してる本や出版物を読む。

その人の書いたものさえ読めば、その人の考え方やコンテンツがかなり把握できる。

「人は別に他人の事なんか関心無い」のだ。

会いに行く前にその人の頭の中身を予習していくなんて、ほとんどの人は出来ない事。

僕がもし普通の人間なら、田端さんには関心など無く、著作を読んでから会いに行く事なんかしない。

普通を意図的に逸脱するって実はすごく大切。

参考:Voicy音声版はこちら:「田端さんの研究」

 

目次

1.初めのあいさつ

2.その人が書いた本を読めば、飲みに行って世間話する必要は無い

3.大ヒットするメディアは、抑圧された欲望を掘り当てる

 

初めのあいさつ

サウザーラジオ「青雲の誓い」第42話、今夜もよろしくお願いします。

このラジオは「昼まで寝ていてぶらぶら生活しているのに貯金が増えていく人の話」です。

一方で一生懸命会社に勤めて全然暮らしが楽にならない、支払いに追われてるみたいな人も多いかと思うんですけれども、

「その両者の違いというのは一体何か?」ということをお話ししていくラジオということで。

その違いというのは繰り返し言ってることなんですけど、昼までぶらぶらしてる人は「商品」を持ってるということですよね。

そういう話をしていくラジオです。

 

今日はちょっと趣向を変えた内容で配信します。

僕がなんと田端信太郎さんにお会いできることになって、急遽田端さんについてすごく興味が出てきて、調べまくってるっていう話なんですけれども。

だから今日の内容というのは「その人の本とか出版物というのを読めば別に飲みに行って世間話する必要はないんだ」という話をしようかなという風に思います。

 

僕は知らない人から単に「飲みに行きませんか?」とか言われても正直言って気が進まない。

何故なら僕にはたくさん書いた物、喋った物(Voicyも出てるし)、”note”で「白熱教室」というオーディオブックまで出してて、

「はっきり言って、飲みに行ってもそれ以上の話出てこないですよ」みたいな感じで、

要は「飲みに行くよりも大事な事ってあるんじゃないかな」というそんな話をしようかなって思います。

よろしく願いします。

2.その人が書いた本を読めば、飲みに行って世間話する必要は無い

僕が大学生のころですかね、ホリエモンが書いた本の中に 「大学の教授の本っていうのを読めばその教授の講義聞く意味はないぞ」というようなことが書かれたんですよ。

「そうなのか」と思って僕早速その通りしてみたんですよね。

大学教授の本を探したら、本屋に売ってなかったんですよ。

でも図書館行ったらあった。

その大学の図書館だから、そこの所属してる教授の本はあるわなっていうことで。

5000円とか1万円とかするんですよね、そういう教授の本って。

高かったんで図書館行って教授の本を借りて読んだら、確かに講義と全く同じことが書かれてある。

本当にホリエモンの言うとおりですよ。

 

大学の授業料って、年の学費から計算すると一コマあたり5000円から8000円ぐらいするんですよね。

高いですよね。

1時間で5000円とか8000円とか取って。

それが1日4〜5コマ入っていて。

でも、その授業の内容が大学の図書館行ったら、タダで読めるわけですよ。

大学の図書館がタダかどうか議論は置くとしてですけどね。

 

ということと同じことで、僕その人物のことを、「その人のコンテンツ」を知りたいと思ったら、やっぱりその人が出してる物や本を意識的に読むようにします。

例えば、今回は田端さんが書いた本を必死こいて集めまくってるんですけれども。

先だってかほこママにお会いするってなった時は、かほこママの書いた本をなるだけ集めて読みました。

 

だから、「いつどんな時に誰が会いたい」って言ってこられても、大丈夫なように準備をする。

もちろんはあちゅう先生であったり、イケハヤ先生であったり、どんなキラーパスが飛んでくるかわかんないですからね。

ある程度、Voicy常連の方は何か出版物があったら興味持って読むようにしていますね。

 

やっぱりある程度”前提知識”があった方が話が弾む。

というか、イチイチそこから話始めないといけないの?みたいな空気にならない。

僕の場合だったら、「資本主義」とか「労働力」とか「商品」とかそういう話からいちいち始めないといけないのというのはちょっと嫌ですね、

せっかく二人でもしご飯行った時にそこから始めないといけないというのはちょっと苦しい。

 

また、その人の書いたものにはその人の考えや勉強の履歴が書かれてます。

田端さんの文章の場合、結構”漢文調”と言うか、古風な文体すごく好きな方なんですよね。

これって物凄く人柄分かります。

Voicyとか音声メディアだともっと人柄って分かりますよね。

その人の本を読めばだいたい考えてること、コンテンツってはわかります。

「先に読んでいくことが礼儀だ」とまでは言わないです、だって人は他人に興味なんか持ってないのが普通だから。

ただ、無駄な話したくないからしっかり読んでから会うくというのは心がけてるところですね。

 

根本的な態度に「人は自分のことなんか興味ない」という大原則があるんですよ。

僕、よく「飲みに行こう」みたいに言われるんですよね。

Twitterとかで「会いたいです」とか「飲みに行きたいです」って言われる。

僕は会いたくないですよ、全然。

「なんでか?」って言うと僕もう喋ることないじゃないですか。

どうしてかっていうと、その会いたいという人が「俺のこと知ってくれ」とか、「私のことを知って欲しい」とか、そういう動機な訳でしょ。

それって「自分のことを知ってほしい」って言うんだったら、”マス”って言うか, そのブログでもいいしYouTubeの動画でもいいですし、なんか表現方法があるわけで。

「なんで先に”マスの表現”ってか、情報発信をしてないんだろうか?」ということを思いますよね。

飲みたいという人がいたとしたら、僕は「それを先に見せてほしい」という風に思いますね。

見て面白かったら見続けるし、興味持つんですけれども。

まずその材料がなかったりするとスタート地点にも立てない。

僕が実際飲みに行ったとしても面白くなかった時に逃げ場がないんですよね、

これ本当困りますよ。

結局僕も「早く帰りてぇなぁ」「こいつの話面白くないな」って思いながら我慢して聞いてて、お互い不幸になるという事が起こる。

 

ある程度その事前情報みたいなのを共有していく。

他人は自分に興味なんかないんだ」ってことをお互い共有してるもの同士が会うと、すごく話が弾みますよ。

だって素敵なことじゃないですか。

原則、人は他人(=自分)のことなんか興味がないのに、興味を持ってくれている、しかもお互いが例外同士、例外中の例外が重なって会いにいっていると話が早いんですよ。

ということですね。

一回切りましょうか。

3.大ヒットするメディアは、抑圧された欲望を掘り当てる

「人は他人に興味なんかないんだよ」という話ですね。

平気で人に「飲みに行きましょう」って言える人というのは、「他人は自分のことを気にしまくってるだろう」っていう、すごく自意識過剰なところがあると思うんですよ。

誰もお前の事なんか見てねえよ、みたいな。

それってすごい幼稚な発想というか幼稚な精神を持っている人で、結局飲みに行った時に自分の事ばっかり喋りますね。

聴いている僕は”地獄”ということになりますね。だって人は他人に興味が無いのだから。

だからお互い大原則は、「今目の前にいるこの人は自分のことなんかぜんぜん関心がない」ということをすごく尊重して会いに行かないといけないという風に思います。

 

すいません、このチャプター二つ目の主題というのは、田端さんの研究をしたところすごく面白かったのが、

メディア論が面白くて、僕は”広告業界”って一切分かんないですよ。

全くの門外漢で想像もしたことないという感じなんですけどね。 2つ、雑誌の立ち上げみたいなものをずっとしてこられた方です、田端さんは。

面白かったのが「人には言えない抑圧された欲望を掘り当てるということがメディアを成功させるための秘訣だ」という箇所があるんですけれども、

それは”note.mu”の記事の最初の方ですね。

100 円で売ってる、第5回の連載なんですけれども、面白かったですね。

 

2点ほど例というのを挙げられています。

「美魔女特集」という、美魔女の雑誌ですか、それが大ヒットした理由というのは、

40代の女性が”抑圧された願望”というのを持ってるという表に出てこない願望を掘り当てることによって、読者から共感を得て大ヒットするってことです。

例えば、40代女性も綺麗に身だしなみ整えて、「男に口説かれたい」、「口説かれてセックスしたい」という、「本人も気づかない無意識下の欲望」みたいなものがあった、だからヒットした、と。

 

もう一つが「じゃらん」のカップル風呂、露天風呂の話。

慢性的なそのお客さん不足だった温泉旅館が、「じゃらん」に掲載されて、少しばかり新規のお客さんがネットから申し込みするようになったんだけれども、「ちょこちょこネットから申し込み入るようになった」ぐらいなもんで伸び悩んでいたんですよね。

そこに対してリクルートの営業の人が、

「カップルにはこういう露天風呂に入ってお風呂でイチャイチャしたい(セックスしたい)というそういう秘められた欲望が表に出しては言えないけれどもあるんだよ」

ということを広告営業マンが温泉経営者の人を説明とか口説いて、「じゃらん」に掲載したところ、

もうド新規の若い男女のカップルが毎週末ラブホ代わりに使うという。

ものすごいオーガニックなニーズを掘り当てて、温泉旅館はたいへん儲かった、という。

この顧客を儲けさせる事により、じゃらんもメディアとしてもすごく影響力を持つことになったという。

 

「抑圧された願望」ということがキーワードになってましたね。

これすごく面白くて、手前味噌なんですけれど、僕のVoicyが当たってますね。

まさに人には言えない「抑圧された欲望」だったと思うんですよ。

賢いリスナーの皆様はそれは表向きのことでというのはもう気付いてると思うんですけどね、このラジオで伝えたいメッセージ。

結局、「全力で生きよう」って提案なんですな。

「同じように生きるなら意味あることをして生きたい」とか、「同じように生きて死ぬんだったら意味あることして死にたい」という。

そういう隠されたメッセージを込めてるつもりなんですよね。ニートとか言ってますけど。

 

だから今聴いてくださって共感してくれる方が漠然と思ってる事というのは、「全力を出すことが虚しい世界」に生きていてつまらん、と言うことかなと。

努力は報われないし、努力返ってこないし、上司がかっさらって行くし、部下は使い捨てがミエミエだし。

「生きる意味とはなんなのか?」ということに悶々としてる時代ですね。

そういう方がいるんじゃないかなって思うんですよ。

やっぱ言えないんですよ、それは抑圧された欲望なんですよ。

 

僕の勤め人卒業とか「勤め人+α」の提案というのは、頑張りが返ってくる生き方をしよう、って事なんですね。

ではまた明日。再见(さようなら)

 

参考:Voicy音声版はこちら:「田端さんの研究」

 

【参考アイテム】

 

田端さんを研究する上で重要な一冊。

メディアメーカーズ―社会が動く「影響力」の正体―。この頃の田端さんのセルフイメージは「メディア野郎」である。まだインフルエンサーにはなっていない。
影響力と言う言葉がこの頃から使われていたと考えると、面白いなと。
この本の一番の見どころ、それは極めて個人的な視点になるけど、田端さんが自分の文章で書いてることだ。
漢文調の風韻が醸しており、男性的な人柄で、合理的なリアリストであろう、と。

対決は、女子の人生相談にいかに的確な答えを出せるか?の勝負だったが、非モテの妄想のような生易しい回答は期待できず、合理的な解決策を激流の如き勢いで女の子に納得させてしまう強敵、と言う分析結果であった。

なお、対決は大いに盛り上がり、伝説の神回と呼ぶに相応しいコンテンツになったのだけど、現在voicy上のアーカイブから削除されてしまったようで、あの対決をもう二度と聴く事は出来ないのである。。