【voicy文字起こし】第三十一話 「資産家とは生産設備(資産)を持っている人」

 

「生産設備を持とう」

勤め人卒業するためには、商品を生む生産設備を持たねばなりません。

資本家は生産設備を持っているが、労働力は持ってない。

商品の作り方=(労働力を投げ込む)×(生産設備という器)

労働力を仕入れて(勤め人を雇うこと)、自分の生産設備に流し込んで、それで商品を作っている。

 

参考:Voicy音声版はこちら 第三十一話 「資産家とは生産設備(資産)を持っている人」

目次

1.初めのあいさつ

2.生産設備という器に、労働力を投げ込むと、商品が出てくる。

3.日本型の資本主義について

 

1.初めのあいさつ

サウザーラジオ「青雲の誓い」第31話今夜もよろしくお願いします。

こんばんはサウザーです。

このラジオは幼い頃に「青雲の志」と言って、

「ニートになりたい」「学校行きたくない」「会社勤めたくない

という情けない志について語るラジオです。

 

僕は「そうならないためにはどうしたらいいか?」っていうことを真剣に考えて大志を抱いたんですけれども、、

その僕が作り上げた研究の成果を実行して、本当にニートみたいなぶらぶらした生活を送っております。

その「方法」っていうのをご紹介するラジオということになります。

 

内容(願望、モチベーション)はぜんぜん自慢できるようなものじゃない、非常に情けないモチベーションなんですが、方法論的にはアカデミックな内容をベースにしてよく練ってます。

世の中に出回ってる本とか著名な発信者の内容より、一歩か二歩はよくできてるのかなっていうふうに思ってますが、そんな内容のラジオです。

 

だから今日の趣旨、大きなテーマは、「資産家とは生産設備を持っている人だ」っていう話をします。

昨日ですかね、「資産、資産と言うけれどもそれはなんなのか?」っていう話をしました。

関連記事:三十話 「資産を持て、と言うけれど、資産とは何なのか?」

 

「その資産というのは結局その生産設備なんですよ」っていう話しました。

「生産設備とは何か?」っていうと、

「生産設備に対して労働力をプラスすると商品が生まれてくる」

っていうことなんですけれども。

生産設備とは労働力と組み合わせると商品が出てくるもの。

つまり生産設備とは、「商品の元になってるもの」なんですよね。

商品を手にすることができたら、その商品を資本主義のマーケットに売りに行って、 お金を得て、自分の生活の用を足すことができます。

「労働力」っていう商品を売らなくていいんですね。

ということで商品と生産設備っていうのは非常に密接に関連しているので、すごく大事かなということて。

今日はその解説したいと思います。 今夜もよろしくお願いします。

2.生産設備という器に、労働力を投げ込むと、商品が出てくる。

小タイトルが

「生産設備という器に、労働力を投げ込むと、商品が出てくる。」

っていうことで。

「初めに」の挨拶でもちょっと話した通りなんですけれども、

「生産設備というものに対して労働力をプラスすると商品が出てくる」

っていう話しをしたんですけれども、どういうことか具体的な例に落としていきましょう。

 

まず、一番わかりやすいのは「工場」ですね。

「工場」っていう生産設備があって、そこに勤め人の人が出勤してきて、ものづくりすると。
その工場のレーンに入って作業をする。

そうすると、車とかテレビとか、そういう商品がアウトプットされる。

それが一番典型的な古典的な生産設備と、それから労働力と商品っていう三者の関係になると思います。

だから資本家っていう人はその生産設備を持っていて、だけど労働力って持ってないんですよ。

古典的な教科書的な定義ではですね、

資本家という人は「働かない人」なので、生産設備とかその資本・資産っていうのをバーンと持っていて、 働く人、「労働力」っていうのは労働者から買うんです。

勤め人に三食のご飯と衣食住、そういった「明日も勤めに来れるための経費」っていうのを、決まった額を払って、それで労働力を買う。

労働力を仕入れて、自分の生産設備に流し込んで、それで商品を作るっていう、そういう関係です。

だから、厳密に言うとこの「ビジネスモデルを持っている人」っていうのが事業家っていう、経営者なんですよ。

「生産設備を持ってる人」が資本家なんですよね。

そこで働く人っていうの、給料をもらって働くっていう人を勤め人といって、労働者っていうんですけれど。

日本の場合はあんまりその”株式資本主義”というか、「事業をする人」と「原資となるその生産設備を出資する人」とあんま分かれてないんですよね。

「株式会社っていうものの成り立ち」考えてみたらよく分かるんですけれど、大航海時代の貿易船っていうのかな、船が元々株式会社っていうものが成り立った起源ですよね。

それは資本家っていう人たちが、船とか食料とか薪とか、そういう航海に必要な物資っていうのを資本家の人が揃えて、

「こういう場所に行ったらきっと新大陸発見できるだろう」とか

「新しいその貿易口を見つけることができるだろう」っていう船乗りですよね、船乗りもその船長クラス。

船乗った経験も豊富で、ビジネスモデルを持ってる人です。

命かける、死んでも文句言わない、そういう船乗りのリーダーがいてあと勤め人がいるっていう、その関係ですよ。

 

西洋では社長って言われる「事業家」っていう人と、それから設備を出資する「資本家」っていう人は分かれてたんですよね。

ところが、日本は「ビジネスモデル持ってる人」と、それから「生産設備というか資本を出す人」って大体同じなんですよ。

 

これ銀行の金融のしくみっていうのが江戸時代からそういう形で続いているものなので、すごく伝統的な日本型資本主義のあり方。

だからあまり資本主義が”完全な形”では根付いていない、西欧流の大航海時代流の株式会社というのは根付いていないんですけれども、

それはちょっといいとして、ここでは、「生産設備」っていう話、資本ですね。

資産家という人とそれから事業家・経営者・船乗り・船長っていう人と、あとは勤め人と言う、それから最後に商品。

この辺の関係みたいなのをお話しました。

これだけ話したらもう十分かなとは思いつつ、一回切ります。

3.日本型の資本主義について

このサウザーラジオではなぜ「タネ銭貯めろ貯めろ」っていう話をずっと言っている かと言いますと、

「日本的な資本主義のしくみ」っていうのをやっぱり強く意識しているからなんですよね。

 

「実績がなくて、信用もない若者が、『会社作るから出資してください、株主になってください』って言って出資探して、お金集まりますか?」ということなんですよ。

集まらないですよね。

 

アメリカだったら MBAとかとって、ITのシリコンバレーとかでこう働いた実務経験があって、ビジネスモデルもパクって、「こういうビジネスやりたいんで」っていう絵図がしっかりと描けていて、そういう人にはお金がバーンと集まるみたいですね。

そのお金出す人、要は資本家の人も一発当てればすごいわけですからね。

FacebookとInstagram でもいいですし、Snapchat とかですか。

色々スタートアップの会社があって、当たればでかい。

だからよくわかんない若者に出資しても、ペイできるって言うような。

それはその道のプロだから、出資する方もプロだからいろんな査定とかあるんでしょうけどね。

でも日本ってなかなかそういう資本家からの出資を集めるって厳しいんですよね。

 

僕はちょっとそこ詳しくないから、ただの世間知らずなだけかもしれないんですけれど、

要するに誰かに金出してもらって会社始めるよりも「株主=俺」ってい う、ビジネスモデルを持ってる自分が株主でやるほうが早いんですよね。

手っ取り早い。

 

事業が成功した後も株主とハードな交渉しなくてもいいから、後のこと考えても面倒 くさくないっていうのもあります。

今はちょっと昔の話かもしれないけれども、銀行から金借りれたんですよ。

自分の原資というのがたとえ少なくても、ビジネスモデルが、優れたビジネスモデル がありつつ銀行からお金を借りる。

その代わりお金借りた場合の保証人というのは自分なので、あんまりここが株式会社的じゃない、資本主義的じゃないっていうことのいわれなんですけれど。

株式会社っていうのは有限責任じゃないですか。

失敗してうまくいかなかったら「すみませんでした」って言って破産すればいいんですよ。

本来はそういうことなんですよ。

リスクを取ってガンガン新大陸発見しに、船乗りたちは命かけて船出せるんですよね。

船ぶっ壊れたら「すいませんでした」っていうことで、「ごめんなさい」で良かったんで。

死んだらそれまでですけど、船ぶっ壊れても生きて帰ってきたらスンマセンで済む。

その有限責任というのがマジックですよね。

本当に人々を「リスク取りまくるぜ」っていう方向に駆り立てた、「株式会社の発明」っていうのは経済史にとって大きなインパクトを与えてるんですよ。

 

なんだけど日本の場合は、社長が個人連帯保証させられるんですよね。

銀行からお金借りる時に「すみませんでした」じゃ済まないって。

株式会社が破産してぶっ壊れてもいいけれども、そこからさらに個人に来るんですよね、、

「債務」っていうのが。

だから「銀行家様にご迷惑をかけたくない」っていうその昭和の熱血経営者は、生命保険かけまくって「俺の命が担保だ」っていう、銀行に借りてたっていう。

今じゃちょっと、時代錯誤ですけど、それぐらいなもんですよね。

だから銀行にお金を借りるにあたって「死ぬ覚悟がある」って言う時代劇風な感じで、自分の命を担保にして金借りるってあったみたいですね、やっぱり。

そういう資本主義なんです日本は。

だから、リスク取れないですね。死にたくないですもんね。

本当を言うと破産すればいいだけなんですが。

ということで、日本社会の資本主義についてちょっと熱く語ってしまったんですけど、

今日はこんなところでいいですかね。

ではまた明日、再见(さようなら)

 

参考:Voicy音声版はこちら 第三十一話 「資産家とは生産設備(資産)を持っている人」

 

 

【参考書籍】

じゃあ行ってみましょう。

日本型の資本主義ってテーマで書かれた今回のvoicy文字起こしを読み返してみて、パッと思いついたのがこの本。クロネコヤマトの社長。
①今はぜんぜん儲からなそうな、だけど未来においては大きな市場を攻める(個人宅配の話)
②今はすごく調子良いしネームバリューも凄い仕事先だが、総合的に判断して切っちゃう(松下電器、三越)
常人には難しい種類の決断、歴史に名を刻む大経営者の英断が、この本には描かれているのだ。貴方の一日を潰してこういう本を読むと良い。僕も含め、普通の人間の一日など、取るに足らない下らない一日だ。それが本を読むことで偉大な一日になる。そういう本。

いわゆる熱血経営本。クロネコヤマトに比べれば小粒なのは仕方ない。まあ最近の話なのでその分の話題性は大きい。熱血経営本も、最近では珍しいジャンルになってしまった感じがある。確かに『経営自伝』は今もけっこうたくさんある。しかし、面白いストーリーに仕立てられた『熱血経営本』はめっきり見なくなったなあ、と思っていた時に出てきた本書。潰れかけのオンデーズを格安で買収して、冷や汗と涙と超ハードワークで再生してゆくストーリー。